会場:同志社大学室町キャンパス 寒梅館ハーディーホール(対面開催、無料、申込不要)
講師:飯山由貴、FUNIほか
主催:同志社大学フェミニスト・ジェンダー・セクシュアリティ研究センター (FGSS)、グローバル地中海地域研究 同志社拠点 「レイシズムと植民地主義」研究班、同志社コリア研究センター
《In-Mates オンライン版》2021年(26分50秒) 写真:金川晋吾
アーティスト・飯山由貴の映像作品《In-Mates》が、東京都人権部によって上映禁止となったできごとは、私たちに何を問いかけているのか? 本作は、戦前に都内の私立精神病院に入院していた2人の朝鮮人患者の診療日誌のことばをモチーフに、ラッパー・詩人のFUNIの声と身体を映像化したものである。都は「関東大震災時の朝鮮人虐殺」を歴史的事実とすることへの懸念などを理由に上映を禁止した。これは現代の検閲権力が、在日コリアンの経験の歴史と現在を作品として形にすることにまで及んでいることを示す、深刻な事態である。
今回のイベントでは、飯山由貴とFUNIをお招きして、≪In-Mates≫(2021年)と、その後制作された≪家父長制を食べる≫(2022年)の上映、シンポジウム、FUNIのパフォーマンス公演を行なう。この映像作品と検閲を複数の観点から読み解き、ともに考える場としたい。
*こちらは同志社大学フェミニスト・ジェンダー・セクシュアリティ研究センター (FGSS)、同志社コリア研究センターとの共催イベントです。詳細は同志社コリア研究センターのお知らせをご覧ください。
inmates2023@gmail.com