公開セミナー在日コリアン研究の再考と試論

日時:2023年7月22日(土) 14:00-17:00
会場:同志社大学今出川キャンパス 良心館 RY106(対面開催)
講師:李里花(中央大学)、 金汝卿(同志社大学・院)、崔紗華(同志社大学)、山口祐香(神戸大学)
司会・討論:パク・ジュナ(名古屋商科大学)
主催:グローバル地中海地域研究同志社拠点「外交と移民」研究班

2023.06.06 UP
© Loren Javier,

© Loren Javier, "Korean Dancers", Taken on February 1, 2014 (No change has been made)

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概要

 本シンポジウムは、在日コリアンについて研究をしてきた4人の報告者が、それぞれの専門分野および独自の視座から、これまでの在日コリアン研究を批判的に考察し、新たな視座を提唱すべく試論を提起する。第一部は、ジェンダーをテーマに、とりわけチマチョゴリをめぐるポリティクスについて議論する。第二部では、国際関係と在日コリアンの相互連関性を史的な視座から議論する。既存の重厚な在日コリアン研究の蓄積に敬意を払いながらも、既存研究の視点からこぼれおちる経験、記憶、事象をくみ取る方法を模索する機会としたい。

プログラム

 司会・討論:パク・ジュナ
【第一部】
 報告1.李里花
  チマチョゴリに向けられる「まなざし」:戦前の日本における朝鮮人女性をめぐる政治
 報告2.金汝卿
  彼女たちはなぜチマチョゴリ制服を着続けようとしたのか:朝鮮学校のチマチョゴリ制
  服をめぐる<意味付与>のポリティクス
【第二部】
 報告3.崔紗華
  国際関係と移民の在留資格:1981年特例永住資格の新設をめぐって
 報告4.山口祐香(Zoomによる中継)
  〈朝鮮〉と出会いなおす:70年代日本の国際認識と在日コリアン

登壇者プロフィール

・李里花:中央大学 総合政策学部 教授。専門は移民研究・移民史研究、コリアン舞踊と女性のイメージをめぐる歴史など。詳しくはこちら
・金汝卿:同志社大学 大学院社会学研究科 博士後期課程に在籍。専門はポストコロニアル・フェミニズム、民族教育など。詳しくはこちら
・崔紗華:同志社大学 社会学部 助教。専門は国際関係と人の移動、東アジア国際関係など。詳しくはこちら
・山口祐香:神戸大学 国際協力研究科 特別研究員(PD)。専門は日韓越境史。
・パク・ジュナ:名古屋商科大学 経営学部 教授。専門は文化心理学、異文化適応、ウェルビーイングなど。詳しくはこちら

お申込

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お問い合わせ

崔紗華(同志社大学 社会学部)
sachoi@mail.doshisha.ac.jp