会場:同志社大学烏丸キャンパス 志高館 SK289(対面開催)
講師:池上大祐(琉球大学)
主催:グローバル地中海地域研究同志社拠点「多文化都市と共生の危機」研究班
©Nikita No Komment. "decaying skin", Taken on April 9, 2012 (No change has been made)
本研究会では、アメリカ太平洋史を専門とする池上大祐氏(琉球大学)に、グアムやミクロネシアなどの太平洋島嶼地域におけるアメリカ軍事主義の拡大を環境史の観点から検証した論文「アメリカ太平洋地域における軍事と環境:「グローカル軍事公害史」の構築に向けて」を中心とした研究について報告いただく。軍事史・環境史といった観点から、太平洋島嶼地域の先住民・移住者・軍関係者の相互作用などについて、広く議論したい。
1978年5月生(福岡県出身)。西洋史、アメリカ史専攻。第二次大戦後のアメリカの太平洋島嶼地域(特にミクロネシア、グアム)政策について、米軍基地・アメリカ市民権・自治をキーワードとしながら研究を進めています。また、戦争記憶研究および平和研究の観点から、福岡県の空襲記録運動やミクロネシアにおける第二次大戦の記憶に関する研究にも着手しています。また西洋史/アメリカ史というディシプリンを超えて、高大連携歴史教育研究会、「地域から考える世界史」プロジェクト、琉球沖縄歴史学会の運営などに関わりながら、地域・「日本」・世界を統一的に把握する(上原專祿)方法(教育面/研究面)を模索しています。
(ご本人researchmapより転記)
南川文里(同志社大学グローバル・スタディーズ研究科)
fminamik@mail.doshisha.ac.jp