公開研究会原水爆禁止運動再考――「アジアの解放」論理の連続性の視点から

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概要

本研究会は、1954年の第五福竜丸事件を受けて開始された原水爆禁止運動について、運動の主たる推進者であった国際法学者の安井郁の構想に注目ながら再考することを目的とする。本研究会では、近年利用可能になった「安井家寄贈資料」（杉並区立郷土博物館所蔵）などの史資料を活用しつつ、戦中期に大東亜国際法の理論的支柱として日本の対アジア政策に関与した安井像と、戦後の原水爆禁止運動の推進者としての安井像を架橋することで、欧米からの「アジアの解放」の論理が、原水爆禁止運動の重要な基盤となっていたことを確認する。そして、戦後日本の社会運動・平和運動における国境横断的な性格について、戦前・戦後の連続性の視点から新たな光を当てる。

日時

2026年1月23日（金） 16:40-18:40

会場

同志社大学 今出川キャンパス 良心館 RY452（対面開催）

登壇者情報

　報告者：藤田吾郎（早稲田大学政治経済学術院　講師）
　討論者：森靖夫（同志社大学法学部　教授）

お問い合わせ

崔紗華（同志社大学社会学部教育文化学科）
sachoi@mail.doshisha.ac.jp